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パリの観光スポット

「オルセー美術館」

パリの観光スポット オルセー美術館はかつて「オルセー駅」だった駅舎の建物を使用しているといった興味深い歴史を持つ美術館である。1900年から1939年まで、この駅を基点にフランス南西部にオルレアン鉄道が走っていた。

この駅舎は国立美術学校教授ラルーによって設計され、彫刻装飾等がほどこされた豪華な建物であった。その後1979年に建築当時の美しい内装や骨組みをそのままに、最新技術で改修が行われ、10年もの歳月をかけてようやく完成した。

パリの観光スポット 内容としては、ルーブル美術館が古代から19世紀中ごろまでの作品を所蔵しているのに対し、オルセー美術館は1848年から1914年までの近代美術をおよそ2万点所蔵している点が特徴である。

駅舎のドームとプラットホームを生かした地上階、テラスを利用した中階、ドーム外の上階の三層から成っている。エントランスにはインフォメーションがあるので、そこで日本語のパンフレットを入手することができる。

パリの観光スポット エントランスから見上げる広大な吹き抜けスペースとガラス張りのドーム天井はまさに圧巻だ。また駅舎時代そのままに残されている大時計もノスタルジックで印象的だ。地上階にはまず、時代順に彫刻が並んでいる。

奥に進むと、象徴主義の作品やバルビゾン派の作品、次いで初期印象派の作品が展示されている。 マネの「笛を吹く少年」ミレーの「落穂拾い」カバネルの「ヴィーナスの誕生」などは教科書でもおなじみの作品群である。

パリの観光スポット 中階のテラスには彫刻が左右に建ち並ぶ。絵画は非常に人気の高いポスト印象派のゴッホ・ゴーギャンが展示されている。これらはかつて、印象派と共に上階に展示されていたが、混雑を緩和し、より見やすい順路に配置しなおされた。

上階にはセザンヌ・ドガ・モネルノワールなどの印象派作品で彩られている。この美術館は作品の秀逸さもさることながら、ブラジル人アーティストの手によって設計された個性的なカフェやグッズ類が買えるショップも魅力的である。

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