パリの観光スポット

「ムーランルージュ」

ムーランルージュはパリのモンマルトル、ピガールに位置する世界的に有名なキャバレーである。フランス語で「赤い風車」と意味を持ち、その名の通りキャバレーの屋根には赤い風車のオブジェが燦然と輝いている。

キャバレーと言うと我々日本人の発想では、水商売のような、若干いかがわしいイメージをどうしても抱いてしまいがちだが、このムーランルージュは日本のそれと全く異なったスタイルでのサービスを提供している。

お酒を提供して女性がサービスするという、日本のキャバレーの形式とは異なり、このキャバレーでは夜毎に、歌やダンスやフレンチカンカン、果ては大道芸やラインダンスなどの数々の華々しいショーが繰り広げられている。

文章2-2時には日本の歌が演目に含まれることもあり、まさにワールドワイドでスケールの大きなショーが楽しめる。中でも特に目玉であるフレンチカンカンはこのムーランルージュが発祥の地であることも有名である。

ムーランルージュの誕生は１８８９年にまで遡る。戦争中でも休むことなく営業を続け、例えばパリがドイツ軍に占領された時代はドイツ軍の兵隊達で大変な賑わいを見せたとも言われている。まさに不況知らずのショービジネスと言えよう。

ライザ・ミネリ、エルトン・ジョン、エルビス・プレスリー、フランク・シナトラなどの超有名アーティスト達も舞台に立ったこともあるこの超一流のキャバレーは観客としてもまた、各国の要人等を迎えてきた。

かのロートレックが毎夜通いつめ、お気に入りのダンサーを描いたポスターもまた有名である。この華やかなキャバレーはドレスコードもある為、観光客と言えどもジーパンなどの軽装はＮＧだし、また１２歳以下の入場も禁止されているので注意が必要だ。

ドリンクショーやディナーショーが選択でき、予算は１．５万円〜３万円前後となっている。世界一豪華なキャバレーで贅沢な夜を過ごすのも忘れられない旅の思い出の１ページとなることだろう。

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