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パリの観光スポット

「マドレーヌ寺院」

パリの観光スポット パリのマドレーヌ寺院は観光客にも大人気のフォブール・サン・トノレ通りとロワイヤル通りに隣接した繁華街に位置する。オートクチュールやエルメスなどの高級ブランドショップの建ち並ぶすぐそばに場違いな建造物があればそれはマドレーヌ寺院である。

この寺院は当初ブルボン王朝のルイ15世が1764年に設立を命じたものである。しかしその後、相次ぐ建築家の死去により大幅に完成が遅れ、更に追い討ちをかけるようにフランス革命が勃発。建設は一時中断してしまっていた。

パリの観光スポット その後、ナポレオンの時代に変わると、彼はこの作りかけの寺院を「栄光のフランス陸軍のシンボル」としてフランスの為に戦死した兵を祭る施設とすることに決める。ルイ14世のアンヴァリッドに対抗する意図もあったという説もある。

ブルボン家に対抗するかのうように、当時の主流であった建築様式を無視して「パルテノン神殿と同じに」というリクエストで発注したという。そんなわけで高さ30メートルのコリント式柱52本から成るこの建物は、見るからにしてギリシャ風である。

パリの観光スポット 1842年から寺院として機能するようになるが、元々寺院として建設されたものではないので、空から見ると十字型をしていない。フランスの寺院としては極めて異色である。寺院の正面上部には「最後の審判」の見事な彫刻を見ることができる。

入り口に進めば、ブロンズ製のドアも重厚で「モーセの十戒」のレリーフが施されている。寺院内部にはマグダラのマリアの見事な彫刻が並んでいる。中でも正面の彫刻は殊更に見事で見ているだけで慈悲深い気持ちになってくるから不思議だ。

パリの観光スポット 天井には素晴らしい天井画も描かれており、見事なパイプオルガンも設置されている。荘厳すぎず、かといって質素すぎず、程よい内装は観光メインの他の寺院とは異なり、純粋にスピリチュアルな宗教施設としての雰囲気を味わうことができる。

夜間はライトアップされ不定期ではあるがミニコンサートなども開催される。近くにはグルメスポットも多く建ち並ぶため、コンサートを楽しんだ後、お茶や食事を楽しむのもまた、観光の良い思い出となるだろう。

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